League of Legends(LoL)でVPNを利用すると、通信の安定化やラグの軽減、地域制限の回避など、さまざまなメリットがあります。
しかし、「VPNを使うとBANされるのか?」「どのVPNがLoLに最適なのか?」といった疑問を持つプレイヤーも多いでしょう。
本記事では、LoLでVPNを使用するメリットやデメリット、おすすめのVPNサービス、設定方法、注意点などを詳しく解説します。
リーグ・オブ・レジェンドとは?

リーグ・オブ・レジェンド(LoL)は、Riot Gamesが開発・運営するマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)のゲームです。
2009年にリリースされて以来、世界中でプレイされており、eスポーツの分野でも高い人気を誇ります。プレイヤーは「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターを操作し、チームで協力して敵の拠点を破壊することが目的です。
戦略的な要素とスピーディなバトルが特徴で、カジュアルプレイヤーからプロゲーマーまで幅広く楽しめるゲームとなっています。
リーブ・オブ・レジェンド(LoL)でVPNを利用するメリット

リーグ・オブ・レジェンド(LoL)を快適にプレイするために、VPNを活用するメリットは多くあります。ここでは、VPNがもたらす主な利点を紹介します。
地域制限を回避して他国サーバーにアクセスできる
LoLは通常、プレイヤーがいる地域によって自動的に割り当てられるサーバー(例:日本サーバー、北米サーバー、韓国サーバーなど)でプレイする仕組みです。
しかし、国ごとに運営体制やアカウントシステムが分かれているため、通常の接続では他地域のサーバーにアクセスできないことがあります。
VPNを利用することで、通信元のIPアドレスを特定の国(例:韓国や台湾)のものに見せかけることができ、任意の国のサーバーへ接続可能になります。
Ping値の低減
VPNを利用すると、最適なサーバーロケーションを選択できるため、ゲームサーバーとの通信距離を短縮し、Ping値(遅延)を低減できます。
特に、日本以外のサーバーでプレイする場合、通常の回線経路よりもVPN経由の方がより速く、安定した接続を確保できることがあります。
DDoS攻撃を防げる
LoLのような競技性の高いゲームでは、対戦相手や悪質なプレイヤーによるDDoS攻撃(分散型サービス拒否攻撃)が発生することがあります。
VPNを使用すると、実際のIPアドレスを隠すことができ、DDoS攻撃の標的になりにくくなります。特に、ストリーマーやプロゲーマーはVPNを活用することで、より安全にプレイできます。
プロモーションやイベント中の接続安定
LoLでは新チャンピオンの実装やイベントが開催されると、特定のサーバーが混雑し、接続が不安定になることがあります。VPNを利用すれば、負荷の少ないサーバーに接続することで、安定したプレイが可能になります。
特に海外のイベントやプロモーションに参加したい場合、VPNを使えば対象地域のサーバーに接続してアクセスできることもあります。
リーグ・オブ・レジェンド(LoL)に最適なVPNを選ぶ際のポイント

VPNを選ぶ際に重要なのは、LoLを快適にプレイできる環境を提供できるかどうかです。以下のポイントをチェックしましょう。
サーバーロケーションの多さ
VPNサービスによっては、世界中に数千ものサーバーロケーションを提供しているものがあります。
ロケーションが多いほど、LoLのゲームサーバーに近いVPNサーバーを選択でき、低Pingでのプレイが可能になります。
例えば、日本サーバーでプレイする場合、日本国内のVPNサーバーがあるかを確認しましょう。また、海外サーバー(NA、EU、KRなど)でプレイしたい場合、それらの国にサーバーがあるかも重要です。
高速接続
LoLのようなリアルタイム対戦ゲームでは、ネットワークの遅延(ラグ)がプレイの勝敗に直結します。
VPNの通信速度が遅いと、Ping値が上がり、操作の遅延やラグの発生につながります。
そのため、高性能なVPNプロバイダーを選び、速度テストの評判を確認することが重要です。特にゲーミング向けの専用サーバーを提供しているVPNを選ぶと、より安定した接続が期待できます。
リーグ・オブ・レジェンド(LoL)におすすめのVPN4選
リーグ・オブ・レジェンド(LoL)を快適にプレイするために、信頼できるVPNを選ぶことが重要です。ここでは、速度や安定性、コストパフォーマンスを考慮したおすすめのVPNを4つ紹介します。
ExpressVPN

ExpressVPNは、世界105カ国に3,000台以上の高速VPNサーバーを展開し、旅行や公共Wi-Fiの利用時、ストリーミング、ゲームなど幅広い場面でプライバシーを守る信頼性の高いVPNサービスです。
本社はイギリス領ヴァージン諸島にあり、データ保持法の影響を受けない法的環境にあるため、利用者のプライバシー保護に注力しています。
また、主要OSやブラウザ、ルーターなど様々なデバイスに対応しており、一度の接続で複数デバイスの保護が可能です。
| VPN名 | ExpressVPN |
|---|---|
| 月額料金 | 12ヶ月:8.32ドル 6ヶ月:9.99ドル 1ヶ月:12.95ドル |
| サーバー数 | 3000台以上 |
| サーバー設置国数 | 105か国 |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux / Android / iOS |
| 同時接続台数 | 最大8台 |
| ノーログポリシー | ○ |
| サポート | メール |
NordVPN

NordVPNは、世界中で利用されている人気のVPNサービスで、Tefincom S.A.によって運営されています。
特徴として、111か国に6,400台以上のサーバーを展開し、最大10台のデバイスに同時接続が可能です。
運営歴は10年以上で、1,400万人以上のユーザーが信頼する高いセキュリティ技術を備えています。
サポートは24時間365日対応で、日本語のメールサポートも提供されています。
料金もリーズナブルで、最安で月500円程度から利用可能です。
| VPN名 | NordVPN |
|---|---|
| 月額料金 | 24ヶ月:480円~ 12ヶ月:730円~ 1ヶ月:2,070円~ |
| サーバー数 | 6000台以上 |
| サーバー設置国数 | 111か国 |
| 対応OS | Windows / macOS / iOS / Android / Linux / |
| 同時接続台数 | 最大10台 |
| ノーログポリシー | ○ |
| サポート | メール、チャット |
MillenVPN

Millen VPNは、国産VPNで日本国内で利用するユーザーにとっては特におすすめなVPNです。
ExpressVPNやNordVPNと異なり、日本国内に特化したサーバーを提供しており、日本のコンテンツやサービスにアクセスする際の速度と安定性が高い点が特徴です。
もちろん、日本から海外のコンテンツのアクセスも問題ありません。サポート内容が日本語で書かれており、とても分かりやすいため初心者の方にも安心です。
加えて、Millen VPNはプライバシー保護に力を入れており、ユーザーのデータを厳密に保護するための暗号化技術を使用しています。
| VPN名 | Millen VPN |
|---|---|
| 月額料金 | 24ヶ月:360円/月~ 12ヶ月:540円/月~ 1ヶ月:1,580円/月~ 7日:580円/7日~ 15日:980円/15日~ |
| サーバー数 | 2000台以上 |
| サーバー設置国数 | 137か国以上 |
| 対応OS | Windows / macOS / iOS / Android / Linux / |
| 同時接続台数 | 無制限 |
| ノーログポリシー | ○ |
| サポート | メール、チャット |
Surfshark

Surfsharkは、ExpressVPNやNordVPNと比較して、特にコストパフォーマンスに優れたVPNサービスです。
無制限の同時接続が可能で、複数のデバイスを一度に保護できる点が大きな特徴です。これにより、家族や多くのデバイスを使うユーザーにとって非常に便利です。
また、Surfsharkは、徹底したプライバシー保護と強力な暗号化を提供し、厳格なノーログポリシーを採用しているため、安全なインターネット環境を提供します。
さらに、地理制限を回避し、世界中のコンテンツにアクセスできるサーバー群を持ちながらも、他のVPNサービスと比べてより手頃な価格で利用できるため、コストを重視するユーザーにとって非常に魅力的です。
| VPN名 | SurfShark |
|---|---|
| 月額料金 | 24ヶ月:308円/月~ 12ヶ月:488円/月~ 1ヶ月:2,308円/月~ |
| サーバー数 | 3200台以上 |
| サーバー設置国数 | 100か国以上 |
| 対応OS | Windows / macOS / iOS / Android / Linux / |
| 同時接続台数 | 無制限 |
| ノーログポリシー | ○ |
| サポート | メール、チャット |
VPNを使用してリーグ・オブ・レジェンド(LoL)をプレイする方法

VPNを利用することで、低Pingで安定した接続を確保し、LoLを快適にプレイできます。以下の手順に従って、VPNを設定しましょう。
VPNを契約する
まずは、VPNを契約していきます。今回はNordVPNを使った手順を紹介します。
NordVPNの公式サイトにアクセスし、「NordVPNを購入」をクリックしてください。

プランを選択します。長期契約にすれば1ヶ月あたりの料金をお得にすることができます。

Nordアカウントに登録するメールアドレスを設定します。

注文内容を確認し、決済方法を選択しましょう。

決済が完了したら、「Nordアカウントを有効にする」をタップします。

登録したメールアドレス宛に確認コードが届きます。確認コードを入力してください。

Nordアカウントにログインするパスワードを設定します。

アカウントの作成はこれで完了です。さっそくアプリをインストールしていきます。
「iOS用にダウンロード」をタップしてください。

インストールが完了したら、アプリを立ち上げてログインしましょう。

「同意して続行」をクリックしてください。

先ほど登録したメールアドレスとパスワードでログインします。

ログインに成功するとダッシュボードが表示されます。
適切なサーバーを選択して接続する
VPNアプリを起動し、お好きな国のサーバーを選択します。
今回は台湾サーバーに接続してみます。なかでもPing値が低く、速度の速いサーバーを選ぶましょう。

LoLを起動し、快適にプレイ開始
VPNが正しく動作していることを確認したら、LoLを起動してプレイします。

VPNを利用してリーグ・オブ・レジェンド(LoL)をプレイする際の注意点

VPNを活用するとLoLのプレイ環境が向上しますが、利用時にはいくつかの注意点があります。事前にリスクを理解し、安全に利用しましょう。
VPNの使って不正をすると規約に違反する場合がある
Riot Gamesの利用規約では、不正な手段でゲームの地域制限を回避することが禁止されています。
- VPNを使って別のリージョンのサーバーに接続し、他国のプレイヤーとプレイする
- VPNを悪用して、アカウントの国籍を偽る
LoLの公式FAQには、VPNの使用が必ずしも違反にはならないと記載されていますが、不適切な使用(ランキング操作やリージョン変更など)はペナルティの対象になる可能性があります。
VPNを利用する際は、LoLの利用規約を確認しましょう
無料VPNは速度やセキュリティが不十分
無料VPNは帯域制限があり、接続速度が大幅に低下することが多いため、オンラインゲームには向いていません。
無料VPNのデメリット
- 低速で遅延が発生(プレイ中にラグが発生しやすい)
- Pingが高くなる(サーバーが混雑しているため)
- セキュリティリスクが高い(ログを記録し、第三者に販売するケースもある)
VPNなしで他国サーバーに接続するとペナルティがある?
日本ユーザーでも、Riot Gamesのグローバルアカウントを使えば、北米(NA)・ヨーロッパ(EU)など、一部のサーバーにはVPNなしでも接続可能です。
ただ、韓国・中国サーバーなど一部地域では「現地居住者専用」の扱いになっており、現地の電話番号が紐ついた現地アカウントが必須になります。
これからの国のサーバーにVPNを使わずに不正な手段でアクセスしようとした場合、Riotまたは現地運営からBANされるリスクがあります。
VPNを利用する際のトラブルシューティング
VPNを利用してLoLをプレイする際に、接続できない、速度が遅いなどの問題が発生することがあります。ここでは、よくあるトラブルとその解決策を紹介します。
VPNが作動しない場合の対処方法
VPNをオンにしてもLoLに接続できない場合、以下の点を確認しましょう。
- VPNアプリを再起動
-
アプリが正しく動作していない可能性があります。
- 別のVPNサーバーに接続
-
特定のサーバーがブロックされている場合があります。
- VPNのプロトコルを変更
-
OpenVPN、WireGuard、IKEv2などの設定を試してみる。
- LoLのキャッシュを削除
-
一時ファイルの影響で接続エラーが発生することがあります。
VPNが遅くてPingが高い場合
VPNを使うことで接続が遅くなり、Ping値が高くなることがあります。
- 最適なサーバーを選択
-
LoLのサーバーに近いVPNサーバーを選びましょう。
- VPNプロトコルを変更
-
WireGuardやIKEv2はOpenVPNより高速になることがあります。
- バックグラウンドのアプリを終了
-
他のアプリが帯域を使っていると、速度が低下することがあります。
- 有線接続を使用
-
Wi-FiよりもLANケーブルの方が安定した速度が出ます。
VPNが突然切断される場合
VPNが頻繁に切断されると、LoLのプレイ中にラグが発生したり、試合から切断されることがあります。
- キルスイッチをオフにする
-
VPNが一時的に切断されると、接続が完全に遮断されることがあります。
- DNSリーク対策を有効にする
-
LoL側でVPN接続が検知されてブロックされる場合があります。
- ISPの速度制限を回避
-
一部のISPはVPNトラフィックを制限しているため、難読化サーバーを利用すると改善されることがあります。
LoLでVPNを使用する際のよくある質問
VPNを使用すると、アカウントがBANされることがありますか?
通常、VPNを使用しただけではLoLのアカウントがBANされることはありません。しかし、以下のような行為をするとアカウントが制限される可能性があります。
- 不正行為(スクリプト使用、チートなど)にVPNを利用した場合
- 地域制限を回避して別のリージョンでプレイする場合(Riot Gamesの利用規約に抵触する可能性あり)
VPNの使用自体は明確に禁止されていませんが、不正行為とみなされる使い方には注意しましょう。
VPNでLoLの地域を変更できますか?
はい、VPNを使用することでLoLのサーバー地域を変更できます。
たとえば、日本から北米サーバーや韓国サーバーに接続することが可能です。ただし、以下の点に注意しましょう。
- LoLの公式クライアントでは、基本的にアカウントごとにリージョンが固定されているため、新しいアカウントを作成する必要がある場合があります。
- 地域変更には追加料金が発生することもある(LoLの「アカウント移行」オプションを確認)。
VPNでIPアドレスを変更すれば、異なるリージョンのサーバーに接続できますが、アカウントの制約があるため、公式の方法と組み合わせることを推奨します。
LoLの地域を変更するにはどうすればよいですか?
LoLの地域を変更する方法は2つあります。
Riot Gamesの公式サービスを利用する方法
Riot Gamesは有料でアカウントのリージョン変更を提供しています。アカウント管理画面から「地域変更オプション」を確認できます。
VPNを使用する方法
VPNを利用すると、希望するリージョンのサーバーに接続し、新規アカウントを作成できます。手順は以下の通りです。
- VPNを起動し、希望するリージョンのVPNサーバーに接続
- LoLの公式サイトで新しいアカウントを作成
- 作成したアカウントでLoLにログインし、プレイ開始
VPNを利用すれば無料で地域変更が可能ですが、既存のアカウントのリージョン変更には対応していません。
イランやシリアでLoLをプレイする際、VPNは必要ですか?
はい、イランやシリアなど一部の国では、Riot Gamesのサービスが制限されており、LoLにアクセスできないことがあります。VPNを使用することで、制限を回避しゲームにアクセスできます。
VPNを利用する際の注意点
- 信頼できるVPNを使用する(低品質なVPNでは接続が不安定になることがある)
- サーバーの選択が重要(できるだけLoLのゲームサーバーに近いVPNサーバーを選ぶ)
- セキュリティを確保する(政府によるインターネット監視が厳しい国では、VPNの暗号化機能を活用する)
まとめ
VPNを活用することで、「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」をより快適にプレイできます。
Ping値の低減、DDoS攻撃対策、IPアドレスの匿名化、安全なWi-Fi利用など、多くのメリットがあります。ただし、VPNの使用はLoLの利用規約に違反する可能性があるため、自己責任での利用が求められます。
LoL向けのVPNを選ぶ際は、サーバーロケーションの豊富さ、高速接続、安定性、セキュリティ機能を重視しましょう。特にExpressVPN、NordVPN、SurfsharkはLoLプレイヤーにおすすめのVPNです。
本記事を参考に、自分に最適なVPNを選び、快適なLoLプレイ環境を手に入れてください。


